授乳期間 長い 影響

授乳期間が長いと

母乳の栄養が無くなるってホント?

 

  1. 虫歯になりやすいのウソ
  2. ユニセフ&WHOの推奨期間
  3. 母乳の変化 (3段階)
  4. 意外な効果
  5. まとめ

授乳

 

虫歯になりやすいのウソ

 

母乳を与える期間が長くなると、その分赤ちゃんも離乳食がどんどん進んでいきます。

 

そうなると、産まれて5ヶ月くらいまでは母乳から全栄養を摂取していたのに比べ…。

 

1歳を過ぎると主な栄養源は、離乳食などに変化します。

 

現に1歳を目安に断乳するという人も多く、その根底には「長く母乳を与えていても、水みたいなもので栄養分はないので無意味」という考えがあります。

 

わたしは子どもが2歳ですが、ずっと母乳を与え続けています。

 

すると、1歳半健診で「そろそろ母乳は栄養としての役割は果たさないので、やめてくださいね」と言われました。

 

同じく完全母乳育児をしているママ友も、同じことを言われたみたいです。

 

一般的に母乳を飲むときは、前歯の裏と舌で乳首を挟み込みながら飲むので、母乳に含まれる糖質によって虫歯になりやすいと考えられています。

 

しかしそんな気になる虫歯も、歯医者さんに聞いてみたところ…。

 

「歯磨きさえきちんとしていれば、気にしなくて大丈夫」

 

と言われたので、わたしは気にせず続けてしまっています!

 

特に夜間の授乳は虫歯になりやすいと言われていますが、実際データを見てみると…

 

甘いものを食べていても虫歯にならない子もいますし、甘いものに気をつけていても虫歯になる子はなります。

 

わたしは、虫歯になるリスクを少しでも下げたかったので、歯医者でフッ素塗布をしてもらいましたよ!

 

さて、では本当に母乳は授乳期間が長くなると、栄養分がなくなってしまうものなのでしょうか?

 

今回は、母乳育児を長く続けたいと思っている多くのお母さんが疑問に思っている、母乳の栄養の変化についてご紹介したいと思います。

 

 

 

ユニセフ&WHOの推奨期間

 

だんだん母乳の栄養は

なくなっていくの?

 

 

最初はドロドロのおかゆから始まった離乳食も、1歳を過ぎると様々な食材を使った離乳食が食べられるようになってきます。

 

この離乳食というネーミングも、「乳を離れるための食べ物」というイメージが強いですよね。

 

1歳を迎えると、赤ちゃんから幼児、と言うように呼び方の定義が変わります。

 

そこで、なんとなく赤ちゃんを卒業したのだから授乳も卒業しよう、という流れになってしまうんですね。

 

でも、実際は母乳を与えているお母さんならわかるかと思いますが、お母さん都合の断乳は一筋縄ではいかないくらい難しいことなのです。

 

赤ちゃんは、お母さんのおっぱいが大好きですからね。

 

わたしも授乳中の、子どもの幸せそうな顔を見ているとわかります。

 

実は以前まで母子手帳には、生後9ヶ月から1歳にかけて断乳をするように促す文章が記載されていました。

 

授乳

 

それが、その後の研究で母乳は長期間授乳していても、栄養成分がなくなることはないということがわかったのです。

 

そこで、現在の母子手帳では断乳を勧めるような文章は削除されたのです。

 

世界的に見ると、ユニセフやWHOでは最低でも2歳を過ぎるまでは、母乳を与えた方が良いと唱えています。

 

あくまで母乳の栄養がメインとなり、離乳食でその足りない部分を補うという考えなのですね。

 

ということは…離乳食が進んできたから母乳が水のようになる、ということは間違いだというのがわかるはず。

 

わたしも正直、肩が凝ったり夜ずっと寝てくれなかったりして体力面で不安があったので、母乳を続けるべきか迷いました。

 

でも、このWHOの母乳推奨の理由である栄養は母乳がメイン、ということを見て考えを改めました。

 

子どもは2歳になりますが、わたしは子どもが飽きるまで、ずっと付き合いたいと思っています。

 

 

 

母乳の変化 (3段階)

 

母乳は赤ちゃんの成長に合わせて

変化をしていく

 

 

では母乳の栄養は、ずっと同じように出続けるのか?という疑問がうまれてきますよね。

 

母乳は主に3段階に分けられて、赤ちゃんの成長に合わせて成分が変化していくと考えられています。

 

では、順番に見ていきましょう!

 

授乳

 

@初乳

 

まず、産後すぐから5日間くらいは「初乳」という母乳の中でも特に栄養価が高い、黄味がかった濃い特別な母乳が出ます。

 

この初乳は「飲む予防接種」といってもいいくらい、免疫などの抗体を赤ちゃんに作る役割を持っています。

 

他には、胎児のときに腸に溜まった胎便という、産まれて最初にするウンチを早く出しやすくするはたらきもあります。

 

この胎便には、新生児黄疸を引き起こすビリルビンという物質が含まれています。

 

胎便が出るのに時間がかかると、ビリルビンが腸から再び吸収されてしまい、赤ちゃんに黄疸の症状が出やすくなってしまうのです。

 

また免疫グロブリンという物質も多く含まれ、赤ちゃんを様々な病気や感染症から守るはたらきをします。

 

初乳を飲んでから生後6ヶ月くらいまでは、この免疫機能が持続しているため、風邪などにかかりにくいと言われています。

 

A移行乳

 

母乳量は、だいたい2週間くらい経つと増えてきます。

 

わたしも授乳をしていて「この量ならこのまま母乳だけでいけそう」と思ったのが、産後2週間くらいのときでした。

 

初乳に比べてだんだん乳白色になってきて、ドロドロした感じもなくなってきます。

 

移行乳には、初乳に比べて免疫グロブリンやたんぱく質が少なくなってきます。

 

その代わり、脂肪分や糖分が多くなってくる傾向にあります。

 

今考えると、生後1ヶ月から4ヶ月くらいまで子どもが丸々としていたのは、母乳に脂肪分や糖分が多かったからなんですね。

 

このくらいからだんだん授乳間隔が空くと、おっぱいが張って痛みを伴うことも出てきます。

 

母乳は欲しがったときにいくらでもあげていいということが前提ですので、頻回授乳をどんどんしていってください。

 

粉ミルクと違って母乳は消化が良いため、胃腸に負担がかからないのが、好きなだけ飲ませても良い理由です。

 

B成乳

 

成乳になると、だんだん水っぽくて牛乳を薄めたような感じになってきます。

 

この見た目から「水と同じ」という、間違った認識が出てきたのかなと思います。

 

薄そうに見えても、この頃の母乳には赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素が全て含まれています。

 

そのため、ユニセフやWHOが2歳を過ぎても、母乳を与えるように呼びかけているんですね。

 

母乳はこのように授乳期間のうちでも成分が変化していきますが、実は毎回の授乳の中でも成分が変化しているんです!

 

授乳し始めは、水分が多くてビタミンやミネラル、糖分やたんぱく質が豊富な飲みやすい母乳です。

 

しかし、時間が経つにつれ脂肪分が多くなっていき、コッテリとした母乳に変化していきます。

 

こう変化していくことで、赤ちゃんの飲み過ぎを防止しているという検証結果もあります。

 

 

 

意外な効果

 

母乳は赤ちゃんの

の栄養でもあるんです!

 

 

母乳には赤ちゃんの健康を維持する上で重要な、様々な栄養素が豊富に含まれているのですが…。

 

やはり、もうひとつの栄養である「心の栄養」というのも決して忘れてはいけません。

 

授乳

 

長く授乳をすることのメリットとして、赤ちゃんにとっての絶対的な安全基地をつくることができるということが言えます。

 

赤ちゃんの心がある程度成長してからの授乳というのは、母子の信頼感を深める上でもとても大切なことです。

 

いわば赤ちゃんにとって母乳は、栄養とともに精神安定剤のはたらきも担っているということですね!

 

わたしたち大人が、パートナーなど心を許した人といると安心するのと同じように、赤ちゃんにとっても安心感を得ることができます。

 

やはり子どもがおっぱいを求めてくるときは、一直線でわたしの方に駆け寄ってきますからね。

 

わたしとしても、子どもから必要とされているんだな、わたしが元気でなくてはダメだな!と喝を入れてもらっています。

 

 

また、極端な例をあげると・・・実は少年院に入所している子どもたちのうち、母乳で育てられた子どもはたったの8%という統計があるのです。

 

いかに母乳が、子どもの精神的発育に影響しているかがわかるデータですよね。

 

 

少し前にテレビで、あやまんJAPANのファンタジスタさくらださんが2歳過ぎのお嬢さんに母乳を与えているのを見ました。

 

普通だったら「2歳過ぎてまで、まだ母乳あげてるの?」とネガティヴなイメージを抱かれそうなシーン。

 

でも、わたしはとても素晴らしいことだと思いました。

 

なにより、娘さんのお母さんとのスキンシップや信頼関係の面で、とてもプラスになっていると思いました。

 

授乳

 

まとめ

 

まとめ

 

 

1年以上授乳をしているお母さんのほとんどが気にしている、授乳期間と栄養分の関係についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

 

結論としては、いくら長く授乳をしていても、母乳の栄養分はなくなることはないということがわかりましたね。

 

むしろ、栄養に加えて赤ちゃんの心の拠り所を作ってあげることができるので、赤ちゃんの情緒が安定する傾向にあります。

 

お母さんはちょっと大変かもしれませんが、やはり赤ちゃんに栄養を送り続けることができる母乳は、なるべく長く続けていきたいですよね!

 

わたしも、子どもが飽きるまでしっかりと歯磨きをしつつ、母乳を続けていきたいと思っています。

 

長期授乳をしているお母さんは自身を持って、お子さんを心身ともに健康に育ててあげてくださいね!